アラサーから始めるロードバイク

運動音痴、運動嫌いの俺がロードバイクに乗り始めた記録です。

初めての峠 大垂水峠攻略

こんにちは! ロードバイク初心者のyuntaです。


さて、今回は初めての峠に挑戦します。
ろんぐらいだぁす! や他の方の車載動画などに影響されて、最初はヤビツ峠に行こうと思っていました。
しかし数日前に、ろんぐらいだぁす!の原作を読んでいたら気付いたんですが、主人公の亜美ちゃんが最初に行った峠はヤビツではなかったんですね。
それは大垂水峠という場所でした。
ここを亜美ちゃんは折り畳み自転車のポン太くんで踏破しています。
なるほど、調べると初心者向けの優しい峠で、最初の峠に最適なようです。
そこで急遽、行き先を大垂水峠に変更しました。


今回の峠挑戦にあたり、もう一つ初めての試みがありました。
それは輪行です。
輪行とは自転車を電車などに持ち込んで移動することです。
その為に輪行グッズを買いこんできました。
自転車を入れる為の輪行袋、リアフォークとディレイラーを保護するエンド金具というパーツ、あとはフレームを守る保護材などなど。
買ってから一週間ほど放置していたのですが、ようやく使う出番が来たということです。


出発の前日に、初めての輪行準備に挑戦しました。
タイヤをフレームから外すのは、みなとみらいライドの後の整備時にやったことがあるので、それほど苦ではありませんでした。
しかしエンド金具を取り付けるのに少し苦労し、タイヤをフレームに括りつけるのも時間が掛かってしまいました。
大体40分くらい掛けて、ようやく袋に収納完了です。
峠を登るのに大きなバックパックを背負いたくなかったので、メットやシューズなどはフロントフォークに引っ掛けて輪行袋の中に入れてみました。


さて、当日。
毎度のことながら微妙に寝坊しつつ出発です。
ジャージに着替えてバックパックを背負い、輪行袋を肩に担いで、いざ出発!


ずるっ!


と、いきなり肩掛け紐が解けました。
どうやらボトムブラケットに巻き付けていた部分の固定が緩かったようでした。
解けた瞬間に地面に輪行袋を降ろしたので大事には至りませんでしたが、これが移動中の階段とかで起きていたら大変なことになっていたかもしれません。
不幸中の幸いです。結びをしっかりと直して出発します。


電車では先頭車両のスペースを使う様にと色々な媒体に書いてあったので、それに従い移動しました。
平日の10時過ぎくらいだったので、基本的に電車内は空いていて安心して運ぶことが出来ました。
電車内では基本的に床に置いたままなので、担いで歩く時間はそれほど多くなかったですが、結構腰に来ますね。
そして電車に揺られること1時間半くらい、今回の目的地である高尾山口駅に到着しました。


駅前のよさげな場所を探し、輪行をほどきます。
するとフレームにタイヤを括りつけていた紐がゆるゆるになっていました。
運んでいる最中も、どうもガタガタするなぁ、と思っていましたが、まるで固定されていません。
どうやら結び紐の使い方を間違っていたようでした。今回は大きな支障はありませんでしたが、次回から気を付けたいと思います。


さて組み立ての方は案外とスムーズに行き、20分ほどで組み立て終わりました。
荷物もコンパクトなバックパックにギリギリ収まり、無事に初めての輪行は成功しました。


さぁ、焼き団子で腹ごしらえしてから、大垂水峠を目指して出発です。
高尾山口駅から大垂水峠までは、国道20号線(甲州街道)を通ります。
ここは交通量が多く、大型車両も結構通ります。気を付けて走行しなければなりません。
途中、ロード乗りが後ろにつきました。多分、この人も大垂水峠に行くんだろうから先に行って案内して欲しいな~と思いながらそのまま進みます。
10分くらい走ったところで坂道が始まり、周りも山に囲まれた風景になってきます。
大垂水峠踏破開始です!


と同時に後ろについていたロード乗りが俺を追い越し、そのままギュンギュン加速してあっという間に登っていきます!
は、速い……。
しかし俺はマイペースに登っていくことにします。
ヒルクライムでは自分のペースを守ることが大事だと聞いたような気がします。
まぁ、あんなスピードで登ること自体無理ですが……。


最初のうちは特に苦しいと感じることもなくスイスイと登れていました。
しかし、やがて自分が体験したことのない領域に入ります。
そう、今までの俺は坂道を登ったといっても、ある程度いけば下り坂や平坦に戻る道しか走ったことがありません。
登っても登っても、延々と上り坂が続いていく道は初めてです。
ケイデンスを一定に保つこと、身体を起こすことを度々意識しながら、できるだけ苦しくならないように登っていきます。
木陰に入っていて涼しい場所なのに、今まで掻いたことのないような量の汗が噴き出してきます。
ペダルが重くなってきたのでリアを一枚軽くします。
水分補給も忘れずにしていきます。
脚が重くなってきた気がするので、よく言われる「休むダンシング(立ち漕ぎ)」を練習してみます。
自分の体重でペダルを踏むように意識して、シッティングとは別の筋肉で登ってみます。
まぁ正しくできているかは分かりませんが、なんとなく楽になった気がしました。
息も上がり始めました。リアを更に一枚軽くします。
うーん、ちょっときつくなってきたかな~。


と思ったところで、前方に下り坂が見えました。
あれっ? なんで下り?
と思い上を見ると「大垂水峠 これより神奈川県」の文字が!
あれっ!? もう終わりなのか!
っていうか俺、神奈川から来て神奈川に戻るんだな……。
と思いつつ標識を過ぎて下り坂に入ります。
そこからほんのすぐに行くと、有名な「大ダルミ峠」の石碑が。
立ち止まり車がこないことを確認してから、パシャリと一枚。



こうして俺の初峠「大垂水峠」攻略は完了しました。
確かに初心者向けというか、初めて峠を登るならぴったりの難易度でしたね。
リアもあと3枚くらい残ってたし、フロントはずっとアウターでいけたし。
むしろ、ちょっと物足りなかったかも、なんて生意気なことを言ってみます。
斜度や距離は優しいですが、交通量は結構多いのでそこだけは気を付けたいですね。


そして登ったあとは下りです。
初めてのダウンヒルはしっかり下ハンを握って、ブレーキを掛けつつ安全に下っていきました。
ペダルを漕がなくても凄まじい動力が得られる……ダウンヒルは楽ちんで楽しい……。
そして相模湖の方に降り立ち、そこから家まで自走で帰ることにしました。
平日でしたがロード乗りの方がちらほらと見え、軽く会釈するなどしつつ津久井湖の方へ。
途中でこちらのお店でお昼ご飯を食べました。





店内にサイクルラックがある! などサイクリストに優しいお店ですね。
コーヒーもとても美味しかったです。


他にも店先にサイクルラックがあるイタリアンか何かのお店があり、今度こちらに来たら行ってみたいと思いました。


あとは16号線を下って行ったんですが、ひとつ思うことがありました。
それは、ここらへん……「サイクルベースあさひ」多すぎね? ということです。
実はこの日の前にも相武台前にライドしており、その際にもサイクルベースあさひを見まくった気がしたのです。あれ?またあさひがある、と。
これはおかしい、あきらかにサイクルベースあさひが多すぎる……と思っていたのですが……。
今、
検索してみたらこの辺、
コンビニかってくらいサイクルベースあさひがあります。
ま、まぁ……自転車乗りにしてみたら嬉しい……のか?
とりあえず、16号線沿いや大和市は自転車専用道路などの整備も進んでおり、自転車に優しい街ですね。


そんなこんなで初めての輪行、初めての峠を楽しんできました。
いやぁ、実にいいですね、輪行。
ルートが単純な往復にならなくて済むし、今までとは行動範囲が桁違いに広がります。
もっといろんなところを走れるようになりそうです。


さてさて、最後に。
今までこのブログは俺がロードバイクを買って来てからの記録を振り返ってきたわけですが……。
この記事でついに今現在の俺に追いつきました。
なので次回からは新鮮な記事を書いていくことになると思います。
あとはライド記録以外にも雑多なことを書いていく予定です。
なのでもう次回予告はありません。
さぁ、これからもどんどん走るぞ!