アラサーから始めるロードバイク

運動音痴、運動嫌いの俺がロードバイクに乗り始めた記録です。

多摩川サイクリングロード攻略 前編

こんにちは! ロードバイク初心者のyuntaです。


前回のパンクから5日後、休日なのでどこを走ろうか計画します。
やはり下見もしたことだし、多摩川サイクリングロードを走ってみたくなりました。
問題はどこまで走るかですが、上流の終点である羽村まで行くと60kmくらいあります。
これまでの最長ライドは往復50kmですから、一気に倍以上の距離を走ることになります。さすがにそれは無謀な気がしました。
さらにその日は台風が迫って来ており夕方から雨が降る予想になっていたのです。
自分は朝が苦手なので、出発は11時頃でした。
とりあえず、いけるところまで走ってみよう。ということにして、多摩川サイクリングロードへ出発します。


サイクリングロードに到着し、上流へ向かって進みます。
今回はどこで右岸と左岸をシフトすればいいか予習して来ました。
しかし、それとは別に、土手から降りたり登ったりする箇所があって、それが分からずにちょっと迷う場面がありました。


しばらくすると、軽快にロードを乗りこなすおじさんに抜かされました。いかにも慣れていそうな方です。
そうだ!あの人についていけば迷わないのでは!?
妙案を閃いた俺は加速しておじさんについて行くことにしました。
ちょうど住宅街をパスしなければいけない箇所をおじさんについていけたので、迷ったりせずに済みました。
また右折時に手信号をしているのを見て、後続車にとって手信号がとても助かるものであることや、なんだかカッコいい感じがしたので、もうちょっと慣れたら自分も手信号の練習をしようと思いました。


さて、土手に戻りました。
するとここでおじさんのケイデンスが上昇!
ぐんぐんと加速して、あっという間に100mくらいの差がついてしまいました。
こりゃついていけねーわ…。
諦めた俺はおじさんナビを失いました。


しばらく進み、橋を渡って左岸に来ました。
すると大学生くらいのロード集団と一緒になりました。
2人が慣れていて、2人が初心者っぽい編隊でした。
今度は彼らに先導してもらって進むことにしました。
慣れてる人たちは先に進みましたが、初心者っぽい2人はかなりスローペースで、俺はさらにその後ろをゆっくりついて行くことにしました。


やがて多摩川サイクリングロード名物、段差舗装ゾーンに入ります。
段差舗装とは道にデコボコの突起が舗装されているものです。
サイクリングロードを高速でぶっ飛ばすロード乗りが問題になり、速度を抑制するために設置されたようですが、これは結構辛い…。
周りの人は結構な速度で構わず突っ込んで行きますが、つい先日パンクした俺は怖くてギリギリまで速度を落として通過しました。


やがて綺麗な山々が遠くに見えるようになり、河原でBBQを楽しむ人たちが見えて来ます。
ここでナビをしてきてくれた大学生くらいの集団は、目的地なのか小休憩なのか停車しました。
俺は心の中で感謝しつつ通過して行きます。


ここら辺は結構ロード乗りとすれ違ったりしましたね。


さて、しばらく進み、サイクリングロードが途切れ公道に出る必要が出ました。
ドリンクが切れたため、自販機にて補給します。
ここで大きな選択です。


このまま進むか、それとも引き返すか。
時間は14時前くらいだったと思います。今から帰れば雨に降られることはないと思います。
疲労感はそれほどありませんでしたが…お腹が空き始めました。そういえば補給食を用意していませんでした。これは大きな反省点の一つです。
このまま進むならゴールの羽村まで行くことになるでしょう。
距離的にはあと20kmくらいでしょうか?


……状況的には引き返した方が無難でしょう。


しかし、ここまで来たからには羽村まで行かないと勿体無い気がしました。
なんとなく焦りのようなものもあった気がします。
今度はいつ多摩川サイクリングロードを走れるか分からない。まだまだ走って見たいところはあるのに、このルートに2回も休日を使っていいのか?
ロードバイクに乗り始めたのが20歳台前半だったら引き返していたかもしれません。しかし俺はアラサーです。
多摩川サイクリングロードは今日、攻略する!


俺は走り出しました。


もうこの辺りになると、他のロード乗りは見られなくなりました。やはり台風が近づいていることが影響しているのでしょうか。
何度か道を間違えながらも、ペースは落ちることなく走れたと思います。
むしろ目的地が近づいて来たので、精神的には状態が良かったと思います。
辺りはすっかり緑の豊かな感じになり、いくつかの公園を通過し、そして東屋のある広場に到着しました。


振り返ると




玉川兄弟の像だ!


つまり、ここが多摩川サイクリングロードの上流始点。俺のゴールです。


ついに俺は多摩川サイクリングロードを攻略したのです。
東屋のベンチに腰掛けてひと休憩。ビブショーツをずらすと、ひどい日焼けをしていました。それだけ長時間漕いでいたということですね。


さて今からだいぶ遅めの昼ご飯を食べて、頑張って帰るぞ!!


この時は達成感でいっぱいで、この後に待つ地獄を予想することなどできなかったのです…。


次回、「多摩川サイクリングロード攻略 後編」。