アラサーから始めるロードバイク

運動音痴、運動嫌いの俺がロードバイクに乗り始めた記録です。

椿ラインに挑戦

こんにちは! ロードバイク初心者のyuntaです。


昨日、椿ラインに挑戦してきました。
椿ラインは湯河原から箱根の大観山・芦ノ湖を結ぶ道路です。
非常にグネグネと曲がっていて、登り距離は20kmくらい。今までで最長になります。
しかし平均勾配は5%くらいで、それほどきつくないとのことです。


まずは湯河原駅まで輪行。
朝ゴロゴロしていたので到着は昼の2時過ぎになってしまいました。
駅から椿ラインを目指します。


真っ直ぐ行くと県道75号線を往くことになりますが、交通量が多いうえに道幅が狭いとの前情報があり。
少し外れて裏道を走ることにしました。


しかし、この裏道が結構な急こう配の登り!
久々に走ったこともあり、いきなり息切れしてしまいました。
こんな調子でこれから椿ラインに挑戦して大丈夫なのか……と思いつつ入り口にやってきました。


すぐに薄暗い森の中を走る感じになります。
そして確かに勾配は緩やかで比較的に楽でした。
ここに来るまでの方がよっぽど疲れたな……と思いました。
ゆるゆると楽しげに登っていきます。


しかし今回は何しろ距離が長い!
緩やかな坂を延々と、延々と登っていきます。
平日の昼過ぎで交通量もそれほどなかったのが幸いし、あまり神経を使う事はなかったですが、何しろ未知の登り距離なのでペース配分には気を配ります。


途中、展望台があったので止まってみましたが、霞が強くてあまり景色はよくありませんでした。(天気が良い日に自転車に乗れたのって、本当に最初の頃だけだった気がする)
展望台はちょうど中間地点にあるようで、そこからもうひと踏ん張りです。
中間地点を過ぎてから勾配がさらに緩くなったようで、足も回るしスピードも出てきました。
なんだ、楽勝じゃん!


と快調に登っていたのは途中まで。
残り4分の1くらいになってからは、かなりキツく感じてきました。
ギアも一番軽くして、ノロノロと登っていきます。
景色に目をやると、周りの山々より高い位置に登ってきたのが分かり、なかなか雄大な展望でありました。


そして最後は気合と根性でフラフラしながら大観山に到着!




……。




寒い。




最近は冷え込んできましたし、なかなかの標高なので寒いとは覚悟していましたが、シバリングが起きるほど寒かったです。
こりゃ何かあったかいものでも食わないと帰れないと思い、すぐそこにそびえたつ「大観山スカイラウンジ」へと駆け込みました。
見るとラーメンやらカレーやらが販売しているようで、売店に近づきます。
すると店員さんが


「すみません、もう16時半でしまっちゃったんですよ~」


あ、あれ……。もうそんな時間か……。


ガーン、だな。
などと一人ゴチていると、店員さんからコーヒーとソフトクリームなら出せるとのご厚意が。


いや、待て。
コーヒーは分かる。ホットだ。今、非常に飲みたい。温まるだろう。
しかし、ソフトクリームを食べていいのか?
この凍える身体で……!?


ただ消費したカロリーを補いたいというのもあり、コーヒーと一緒に食べたら大丈夫だろうと思い、ソフトクリームも頼みました。


そして、ガチガチと歯を鳴らしながら、ソフトクリームを食べました。
くっ……あともう少し早く到着していればラーメンを食べれたのに……。


食べ終わり外に出ると、やはり、寒い。
しかもこれからダウンヒル。
登りは身体を動かしていたこともありマシでしたが、下りはあまり身体を動かしません。
そして強風の中を走るのと同じで身体がますます冷えます。
これは安全運転で頑張ろう……と覚悟しながら下り始めました。




「ああ~~~寒い寒い寒い……寒い寒い寒い」



と延々と独り言を云いながらひたすらに下ります。
スピードを出すと冷たい風に当たるし、手がかじかんでブレーキが不安なので危ないですが、それだけ早く下山できるというジレンマ。
そのギリギリのせめぎ合いをしながら、ひたすらにダウンヒルをしました。
これが夏場だったら最高に楽しいんだろうな……と思いつつ、もうちょい重装備じゃないと山は無理だと反省しました。


登りは1時間40分ほど掛かったところを、帰りは40分ほどで湯河原駅まで帰ってきました。
駅前で凍えていると、ふと目に入ったのが、池のようなオブジェに溜まった透明な水です。


いや、まさか温泉の町・湯河原といえども、こんな駅前の広場に温泉が湧いているはずが……。
でも、もしかして……
恐る恐る液体に指を突っ込むと、あ――温かい!!
湯河原駅の前には温泉があった!!


そこで手を温めてから、無事に帰宅致しましたとさ。


冬場のヒルクライムはもっと防寒対策が必要だと痛感した、初めての椿ラインでした。