アラサーから始めるロードバイク

運動音痴、運動嫌いの俺がロードバイクに乗り始めた記録です。

三浦半島一周 150kmライド

こんにちは! ロードバイク初心者のyuntaです。


先週末は台風でしたね。
楽しみにしていたライドがおじゃんになってヘコんでいましたが……。
その鬱憤を晴らすため、今日は三浦半島一周に挑戦してみました!


ツーリングとしてはメジャーな三浦半島一周。
多くのサイクリストの先輩がネット上にその情報を落としてくれています。
さて、どのコースで走るか……。


そういえば三浦半島ライドは「ろんぐらいだぁす!」でも取り上げられていました。
ということはアニメの公式サイトにルートデータがあるではないですか。
さっそくゲットしました。
しかし、このデータは浦賀から江ノ島までのルートしかありません。
浦賀まで輪行というのも考えましたが、せっかくなのできっちり三浦半島を一周したい!
ということで自宅から浦賀までは自分でルートを設定しておきました。


さて今回のライド。
まずスタートが最高でした。
なにせ寝坊しなかったですからね。


時間に十分な余裕をもってスタートすることが出来ました。
自宅からみなとみらいまでは以前に走ったことがあるので


特に問題なく走行できました。
今までのライドの経験が活かされていく感じが良いですね。
どんどん組み合わせて自由に走れるようになれると便利そうです。
しかし、みなとみらいは自転車専用レーンが用意されていたり素晴らしいのですが、路駐によってほとんど意味がないのが悲しいですね。
それに路駐の隙間から、歩行者がポコポコ横断のために飛び出してくるという、なかなかの無法地帯ぶり。
朝のみなとみらい、恐るべし。


山下公園でしばし休憩してから出発です。
さて、ここで今回のライドで唯一の懸念材料に遭遇します。
みなとみらいから三浦半島に入っていくルートですが、東京湾岸道路が海岸線に沿っているのでこれをチョイスしました。
しかしグーグルストリートビューで偵察した結果、この道路は大型車両がたくさん通っている感じの道路なんですね。
なので自転車で走るのは危ないかな~と思っていました。


いざ行ってみると、確かに大型車が通行はしていますが、平日の午前中ということもありそこまで多くはありません。
出来るだけ巡航速度を出して一気に切り抜けます。
と……気付いたら、いつの間にか設定したルートからズレて、内陸よりの国道16号線に入っていました。
まぁこっちの道の方が安全そうだしいいか。ということで、そのまま横須賀を目指します。


途中でトイレに行きたくなったのでコンビニに行きました。
尿意が高まるとペダルを漕いでるどころじゃなくなるので、トイレは本当に計画性を持って確保しなければいけませんね。
ついでにコンビニでおにぎりを一個食します。
俺の中のメソッドとして「1時間or20kmごとに一回の休憩・補給」がベストだと思っているので、ちょうどよい感じの休憩になりました。
今回のライドはこまめな休憩と補給に成功したことが、大きな収穫の一つですね。


さて横須賀です。
一度だけ猿島に来たことがあったので、遠くに見える島を見て懐かしみました。
ここには「よこすか海岸通り」という道があって、如何にもオーシャンビューが観れそうな名前です。
実際に海沿いを走ってはいますが、車道と海のあいだに防波堤や店舗があって、実はそれほど海を見ながら走れるわけではありませんでした。
観音崎を回って一気に浦賀へ抜けます。


無事に前半戦は終了です。
ここからは自分の作った適当なルートではないので安心感があります。


そういえば自分は海岸線を走るのが好きなようです。
山(といってもただの住宅街)育ちなので、海に免疫がないためでしょうか。
鎌倉ライドの時に走ってから、海岸線ライドを魅力的に感じています。


そんな俺にとって今回のライドで一番の目玉がここです。




浦賀市街地を抜けると、完全に海の隣を走れる直線が待っているのです。


はやる気持ちを抑えつつ、ペダルを漕ぐスピードが速くなります。
そして、カーブを曲がると、そこには広大な海が――
うおおおお! きたあああ!













「通行止めです。」




は?(憤死)




「右に迂回してください。」




右を向くと、




そこには斜度10%オーバーであろう激坂が。




は?(弐撃決殺)




ということで運悪く工事中だったので海を目の前にして、山登りを開始します。
まぁ、1kmくらいで海岸線に戻れたのでいいんですけど。
ただテンションが落ちたのと、激坂で足が削れて、海岸線はノロノロ走りました。


しばらく海岸線を走っていったあと、ちょっと内陸部を走ります。
そこで目の前にとんでもない坂が現れました。
斜度も結構あるし、大きなカーブが弧を描いているので、視覚的プレッシャーが凄かったです。
若い二人組ロード乗りはガシガシ登っていましたが、御年輩のロード乗りの方が頑張ってゆっくり登っていました。
俺はちょうどその中間くらいのスピードで何とか登りました。
ん? そうか、これが「ろんぐらいだぁす!」ファンの間で有名な噂の「亜美ちゃん坂」か……。



亜美ちゃん坂登ってみた


ネットで拾った動画を拝借。
映像で見ると今いちキツさが伝わらないけど、結構えぐかったです。
ここ劇中ではミニベロ(折り畳み自転車)で登ってたけど、亜美ちゃん凄くね……?
登頂したところでヤマザキショップを発見。サイクルラック完備。
ちょうど小腹も空きかけていたので、ここでも休憩です。
やはりサイクルラックのあるお店はありがたいですね。


その後、有名な風車の前にも視覚的にエグイ坂がありましたが、ギアを軽くしてセコセコ登りました。



毘沙門の坂とかいうラスボス級の名前。
坂のキツさは実際の斜度より、遠くから見た時のインパクトで決まる気がする……。


今回は特にどこでお昼ご飯を食べようとか決めていなかったので、ヤマザキショップで休憩している時に調べました。
どうやら城ケ島にサイクリスト御用達の海鮮のお店があるようです。
三浦半島に来たのだからマグロを食べたいと思っていたので、ちょうどよかったです。
城ケ島への大きな橋は車両有料ですが、自転車はタダで通れました。

城ケ島の「しぶき亭」さんです。
色々とサービス品をつけてくれたのでありがたかったです。
マグロ丼も美味しかったです。


その後はやや内陸部を通っていきます。
少しアップダウンがありましたが、汗を掻き掻きなんとかクリアしていきます。
本当に曇りで涼しくて良かったかもなぁ、と思いました。


次は葉山・逗子の別荘地帯を抜けていきます。
ここら辺は車通りも少なくて走りやすかったですね。


逗子から鎌倉に行く前に休憩しようかな~と思っていると、ちょうどコンビニが。
四つ角の向こうなのでパスしようかと思いましたが、駐車場にサイクルラックがあるのを発見したので寄ることにしました。
日本社会から疎外されているロード乗りにとって、自転車ウェルカムな空気を出されるとついホイホイとついて行ってしまいます。


ここで休憩したらあとは鎌倉から江ノ島まで一気に走ります。
以前の鎌倉ライド


で通ったことがあるので楽勝!




…………。





な、なんだこの向かい風はあああああ!?




強烈な潮風が対面から吹いてきて、全然前に進みません。
前ハン握って姿勢を低くして、何とか突き進むしかありません。
そして相変わらず、ここら辺から車の渋滞が始まっています。
たまに向かい風が横風になって、思いっきり身体が持っていかれるので、車側によろけないように、かなり神経を使いました。
最後のひと踏ん張りでエライ体力を奪われましたが、なんとか江ノ島に辿りつきます。
これにて三浦半島一周達成です!


帰りは境川CRを使って黄金パターンで帰宅しました。もう手慣れたもんです。
今回のライドでは何度もロード乗りの人にビュンビュン抜かされまくりましたが、自分のペースを保って走っていました。
しかし家の近くで速そうなロード乗りに抜かされたので、しばらくついて行ってみることにしました。もう体力の残りを心配することがないですからね。
ほぼ全力で漕いで、なんとか前の人と同じくらいのペースでした。
その人は直線で大体、40km後半くらいで巡航しているようです。このくらいのスピードで普通に巡航できたら、色々と行けるところが増えるなぁ。
でも家の近くで別れるまで、なんとか同じスピードは保てたので、やればできるのかもしれません。何十kmも持続するのは無理かと思いますが……。
目の前にペースの基準となる人が走っていると、一人で走っている時よりスピードが出しやすいですね。


さて、家に帰ってサイコンを見ると走行距離は150kmちょうどを示していました。
なんか気付かないうちに最高記録を更新していました。
そんなに距離が長いルートじゃないと思っていたのですが、なんやかんやで結構走ったみたいです。
今回は箱根の時と違って、体調不良もなかったし、最後まで気持ちよく走れたので成長かなと思います。
恐らく今回の勝因は「曇天で涼しかった」「早起き出来た」「休憩をこまめに取れた」あたりかなと思います。
やはりロングライドは計画性が重要だ。


三浦半島一周を達成したので、次はどうしようかと考えています。
荒川サイクリングロードを走ってみたいというのもあるし、峠シリーズも新しい場所を登ってみようかなと模索中です。
何しろモタモタしてたら冬になってオフシーズンになってしまう……。うーむ。